区医師会長再任のご挨拶

この度中村区医師会会員諸先生方のご推挙により２期目の区医師会会長を務めさせていただくこととなりました。これまでの２年間無事会務を運営してこられたのも執行部、役員の先生を始め会員諸先生方のご理解とご協力の賜物と感謝いたしております。これからも引き続き医師会の今後の発展に全力で尽くして参りたいと思います。
さて、令和２年初頭より新型コロナウイルス感染症が全世界的に猛威を振るっております。現在ワクチンの普及によりやや落ち着いてきておりますが、今後もまだまだ予断を許さない状況であります。そのような状況下、引き続き集団接種および個別接種の円滑な推進、新型コロナウイルス感染症関連の最新情報の迅速な伝達、会員の先生方の診療の支援、休日急病診療所の整備に努めて参りたいと思います。
また、高齢者の医療や介護の充実のためこれまで構築して参りました地域包括ケアシステムの更なる発展のため行政、多職種の事業者、地域住民と連携をしっかり取って努力して参りたく思います。つぎに、防災対策においてはこれまで東海、東南海地震を想定した医師会主導の医療救護所訓練を毎年中村区では7カ所ある中学校を順に回りながら行っておりましたが、令和２年４月以降は新型コロナウイルス感染症の拡大のため十分な訓練ができておりませんでした。今年こそ訓練の再開を通じて防災対策に力を入れたく思います。
また、この２年間では会議の開催方式に大きな変化がありWEB形式で行われることが多くなりました。この流れは今後も続くものと考えられ、これらを利用したより効率的な会議の運営についても考えていきたいと思います。医療を取り巻く環境は、今後も厳しくなっていくものと思いますが、新執行部の副会長に就任して頂いた、飯田昌幸先生、高田統夫先生、川島靖浩先生と共に区医師会の運営を行って参りますので宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員の諸先生方にはより一層のご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げますとともに、先生方がご健勝で更なるご活躍をされることをご祈念申し上げ会長再任のご挨拶に代えさせて頂きます。

名古屋市中村区医師会長 谷 能之